台湾衛生福利部国民健康署 呉将軍署長一行が当機構を訪問
- 2024年11月21日
11月7日、台湾衛生福利部国民健康署(日本の厚生労働省に相当)の呉将軍(ゴ ショウグン)署長をはじめとする一行9名が当機構を訪問されました。
今回の訪問は、予防医学・健康促進・慢性病予防をテーマとしたもので、特に慢性病(高血圧・高血糖・高脂血症)の予防医療に重点を置いた視察を目的とされていました。
まず、広島県の健康づくり推進課、山下課長から『広島県の「健康」施策について』の説明が行われ、広島県の現状や、健康寿命の延伸を目指す「健康ひろしま21」に基づく取り組みが紹介されました。続いて、当機構総合健診センター、時永部長から『日本の健診(検診)制度』について、法令に基づく日本の健診制度や特定健診の項目、特定保健指導の流れ、さらにがん検診の受診間隔や受診状況など、詳細を説明しました。
台湾の出席者からは熱心な質疑が寄せられ、データの収集方法や保健指導の制度、実施期間、問診内容まで、幅広いテーマについて興味を示されました。予定時間を大幅に超える2時間もの活発な情報交換が行われ、双方にとって有意義な機会となりました。
その後、施設内の見学も行われ、受診者の動線や健診環境などもご覧いただきました。
今回の訪問は、台湾衛生福利部国民健康署と当機構の双方にとって、予防医療の知見を共有し合う貴重な交流となりました。今後も国際的な協力を通じて、予防医療の発展に貢献していけるよう、知識や技術の研鑽に努めてまいります。